border:2 がきょう公開とのことで,さっそく観てきた。
今週前半に上映時刻を確認しようと思って劇場の Web サイトにアクセスしたら,なぜか初回の上映だけ既に予約が始まってて,空席が少なくなってたので,何も考えずにムビチケ適用で予約。
そのあと,「あれ? このパターンは」と思ってイベント情報をチェックしてみると ──
── 舞台挨拶があるから早めに予約が始まってた,と。
そういえば前回の border:1 もこの劇場で初日舞台挨拶があったんだっけ。
優遇されすぎじゃね? TOHO シネマズ川崎。
それはそうと,ネタバレしない範囲で。
舞台挨拶の司会を務めたニッポン放送の吉田尚記アナウンサーの言葉を借りて,今年観た映画の中で最も濃い 1 時間だったと言っても過言ではない。
終始アクションシーンだったせいか,border:1 よりも濃かった。
ARISE という作品の位置付け的に,最終的に誰が少佐の見方に付くかっていうのは知ってて観る人が多いだろうけれど,誰がどんな経緯でいつから少佐側に,ってのは観てのお楽しみ。
そこら辺の脚本が丁寧だし,高速走行中のスピード感の描写が見事だし,1 時間ずっと息つく暇もなく引きつけられる感覚が素晴らしい。
集中しすぎて上映時間内にドリンクを飲み終わらなかったのは初めてかもしれない。
上映後に続けて開催された舞台挨拶は,きっかり 30 分間。
大きなお友達に分類されるおっさんが集まる系のアニメイベントと違って,ふつうにふつうのおっさんを中心とするファンが集まってるので,客席はシーンと緊張してて,冒頭で吉田尚記アナウンサーが「もっとテンション上げてもらわないとゲストが喋りにくいと思いますよ」的な発言をするほど。
確かにみんな顔には出さないけれど,作品を観た直後のいわゆる“誰かと話題を共有したくて仕方がない状態”には変わりなかったハズ。
その状態で主要なキャスト・スタッフ
*1
のぶっちゃけトークが聞けるという,満足のひとときであった。
優遇されすぎじゃね? TOHO シネマズ川崎。(←大事なことなので二回言いました)
「border:1 で可愛げのあった草薙素子が,ボスザル,メスゴリラへと変わっていく過程です」的な発言は,公式の場としては初だったのかな。
あと,最後に言ってた「border:2 はアクションでしたが,border:3 はエロがテーマです」は嘘か誠か。
気になる border:3 は 2014/06/28 公開とのことで,きょうの上映前にムビチケを買っといた。
また半年待たされるのかー。
*1: ゲストは総勢 6 名で,坂本真綾 (草薙素子役),松田健一郎 (バトー役),黄瀬和哉 (総監督・キャラクターデザイン),冲方丁 (シリーズ構成・脚本),竹内敦志 (監督・絵コンテ),石川光久 (製作総指揮)。