MMX Pentium 続き
きのう換装失敗した MMX Pentium だが,疑問点を解決すべく再び換装にチャレンジしてみた。
まず PCI スロットに装着してあるボード類がすべて認識されない理由。 どうやら Windows95 起動時に「PCI バス」というデバイスが組み込まれないらしい。 MS-DOS 上でフリーソフトで PCI バスにアクセスしてみたら暴走したので,CPU が高速化したことによって BIOS が正しい速度でチップを制御できなくなった模様。 ためしに CPU キャッシュを OFF にしてアクセスしてみたら,問題なくアクセスできた。
そこで,さっそく CPU キャッシュを OFF にして Windows を起動。 …今度は,SCSI チェックの部分で暴走してしまった。 遅すぎるのも良くないらしい。
仕方がないので,BIOS ROM だけ少し遅くなるように手を加えてから Windows を起動してみた。 するとどうだろう。 使えないはずの EMM386.EXE が正しく動作する。 そして「PCI バス」デバイスが組み込まれ,PCI SCSI ボードが認識された。 おそらく MMX Pentium ODP と一緒に配布されるであろう BIOS パッチを用いると,ウエイトが正しくかかるようになるのであろう。
こうして正常に起動したものの,画面表示がうまくいかない。 内蔵の Trident を使おうとすると暴走し,きのう買ってきた ViRGE/VX のほうだと画面が乱れる。 BIOS のみならず,高速にチップを制御しようとするディスプレイドライバもウエイトが正しくかからない感じである。 そういえば,MS-DOS で実行したゲームの音楽 (FM 音源) が時々変な音になっていた。 これもウエイトの関係だとすると納得できる。 486 を Pentium に換装してある実家のパソコンでも FM 音源でこの現象が生じるのだ。
結局,BIOS にウエイトをかければ正常動作することが分かったものの,グラフィックボードが正常動作しないようでは使い物にならないので,やはり MMX Pentium は手放すことに決めた。 面倒だから 200MHz と 166MHz でしかチェックしていないが,133MHz やそれ以下のクロックにすれば動作速度が落ちてグラフィックボードも正しく制御できるかもしれない。 だが,そんなクロックに落とすぐらいなら Pentium を 166MHz で使っているほうがマシだ。
これで心おきなく試験勉強が・・・??