tky 氏にすすめられて TiMidity (MIDI ソフトウェアシンセサイザ) をダウンロード。 最大サイズの音源セットは 10MB 近くあったので,学情でダウンロードして MO に保存。 Windows95 GUI バージョンは音が出ないよ,と言われたのだが,試してみると問題なく演奏された。 きっと何か設定の問題だろう。
市販品を除くと,WinGroove に並ぶレベルと言えよう。 ただしエフェクトが無いのが少し辛いところ。 WinGroove や VSC-55 で慣れた私の耳には,少し音が薄く感じられた。 しかし完全にフリーなソフトでこれだけの音が出れば文句なし。 かなり高いサンプリングレートに設定してもあまり CPU パワーを使わない。 私のマシン (Pentium 166MHz) で 44.1KHz Anti aliasing Stereo 16bit を指定しても,SC88 用の負荷のかかりそうな MIDI ファイルをかなり正確に演奏できた。 VSC-88M 等とは大違いだ(笑)。
他のソフトウェアシンセサイザと大幅に異なる点は,演奏の指示を送ってから実際に音が出るまでの時間が非常に短いということだろう。 Wingroove,FPD,VSC-55,VSC-88M,S-YG20,S-YXG50 などは,一般に 0.5 秒遅れる。 だが TiMidity は比較的すぐに音が出る。 あと,今まで使ったソフトがすべて「不正な形式です」「この MIDI フォーマットには対応していません」等と表示していたアヤシイ MIDI ファイルが演奏できた。 これは謎である。
音色データのサイズを見て,改めて WinGroove のすごさを実感してしまった。 VSC も Y(X)G も TiMidity もすべていい音を出すために大きなデータを使うが,WinGroove は非常にコンパクトなのである。 しかし,今ずっと TiMidity でいろんな曲を聴いていたら,音のきれいさに驚いた。 大きいなりのことはあるみたい。
TiMidity は今のところドライバとしては動作しない。 悲しい。 Windows95 のプログラミングの知識がもっとあれば挑戦するのになぁ。 仕方がないのでドライバとしては WinGroove を使うのであった。